鏡のウロコ取りと分子結合の話
今回は浴室クリーニングにいってきました。
最近は空室清掃にいったとき、水道から水しか出なくて凍えながら作業したので、温かいお湯でできるありがたみを感じますね。
お風呂掃除は冬にかぎる!(夏場は地獄だが笑)
さて、室内はいつも通りきれいにしたので、鏡をやっていきます。
ご覧の通り、けっこうすごいウロコ具合でしたが、このとおり。


なかなかきれいに落ちましたでしょ?
ぼくのシんだ魚のような目がくっきりと映ってますw
いやぁどうやらシャッタータイミングをミスっていたようですね。
念のため2枚撮ってたんですけど、もう1枚は目をつむってました笑(サムネ)
鏡のウロコ汚れ(水垢)の主成分は、水道水に含まれるミネラルと微量のシリカです。
このシリカがなかなかに頑固でして、時間が経つとどんどん硬化して落ちづらくなるんですね。
しかもなんと、鏡の成分にもシリカが含まれていまして、ウロコ汚れを長時間放置してしまうと、鏡のシリカとウロコ(水垢)のシリカが共有結合してしまい、除去するのが難しくなってしまうのです。
共有結合とは分子レベルの結合のこと。
ここまで進んでしまうと、物理ではもう太刀打ちできません。
さらにシリカは、ウロコ取りの基本である酸性洗剤にもとても強い。
つまり、物理でも魔法(洗剤)でもどうにもできないわけです
皆さんはこんなことになる前に、鏡のウロコ取りはある程度マメにやりましょうね!
鏡って買うと意外と高いですから。。
めんどくさかったらいつでもぼくにご依頼ください。